【土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる】12の対策を解説│疲れる原因・注意点も紹介

【土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる】12の対策を解説│疲れる原因・注意点も紹介

「たくさん土地を見たけど、決まらない。土地探しに疲れてしまった」
「条件に合う土地が見つからない。土地探しに行き詰まりを感じる」

土地探しを続けていると疲れや行き詰まりを感じて、注文住宅を建てること自体を諦めたくなる瞬間が訪れます。

本記事では、こうした気持ちを抱いた人に向けて「土地探しに疲れたとき、実行できる12の対策」について解説します。

一戸建てを建てる際に不可欠な土地。条件に合う土地を見つけられるように、疲れた場合の対処法を知っておきましょう。

目次

『土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる』理由は?

はじめに、土地探しに疲れ、行き詰まりを感じる理由を確認しましょう。

以下の5つの理由が、土地探しで疲れを感じる主な原因です。

  • 条件に合う土地が中々見つからない
  • 条件に合う土地があったが売れてしまった
  • 家族内で土地に対する条件が違う
  • 義理の両親・実の両親からの要望が多い
  • 物件に対するデメリットを探してしまう

こうした原因で、土地探しを続けている人の多くが疲れ、ストレスを感じています。

では、どのような対策を取れば、土地探しの疲れ・行き詰まりを解消できるのでしょうか。

『土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる』12の対策とは

「土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる」こうした場合に取ることのできる対策は、以下の12項目です。

現在の状況に合わせて、利用できる対策を取りましょう。

(1)土地探しを一時的に休止して気分転換する

土地探しを一時的に休止して気分転換する

疲れた体と頭で現地を見ても、よい判断は下せません。

疲れたと思った場合は「土地探しの一時休止・気分転換」をしましょう。

疲れているとき、人は判断能力が鈍くなります。

休日に無理やり土地探しを予定せずに、休息を取った上で健康な頭と体で土地探しを再開しましょう。

(2)土地はすぐに見つかるものではないことを認識する

土地探しで疲れる原因のひとつは、すぐに土地選びが終わると思っていたのに、中々好みの土地が見つからないことにあります。
計画どおりに家づくりが進まなければ、焦りを感じてしまうものです。

土地探しで疲れを感じないためには「理想の土地はすぐに見つかるものではない」という認識が必要です。

土地探しの段階で数年を要する人も珍しくはありません。
中々好みの土地が見つからなくても当たり前と考えて、焦りを抱えないようにしましょう。

(3)土地探しの優先順位を決める

土地探しの優先順位を決める

土地探しは「優先順位を決めること」も大切です。

広さ・日当たり・周囲の環境など、土地探しをするにあたって要望事項は多岐に渡ります。
しかし、予算に上限がある限り、全ての条件を満たす土地は見つかりません。

優先順位をつけなければ、全ての要望を満たす土地を延々と探し続けることになるでしょう。

(4)土地探しの対象エリアを広げる

土地探しに疲れたり、行き詰まりを感じたときは「土地探しの対象エリアを広げる」ことも大切です。
学区や駅からの距離など、様々な条件で土地探しのエリアは絞られますが、絞りすぎると土地が見つからない原因になる可能性があります。

隣接する市区町村でも、土地に対する要望が叶えられる可能性は十分にあります。
土地が中々見つからない場合は、対象エリアを広げて多くの土地を見学するようにしましょう。

(5)希望するエリアを徒歩で歩いてみる

希望するエリアを徒歩で歩いてみる

土地が見つからない場合は「実際に対象エリアを徒歩で歩いてみる」手もあります。

at homeやSUUMOといった土地情報サイトがあり、GoogleMapのストリートビューで現地の写真を見られる現代、現地に行くことなく候補地の雰囲気を見ることもできるでしょう。

しかし実際に歩いてみることで、候補外であった土地が非常に魅力的に感じられるケースがあります。

中にはインターネット上に掲載されていない空き地があり、所有者に連絡を取ることで購入に至る場合もあるので、現地を歩くことは非常に重要です。

(6)整形地だけでなく変形敷地も見てみる

一般的に、住宅を建築するための土地は正方形・長方形の整形地が好まれる傾向にあります。
しかし三角形の土地や旗竿敷地といった「変形敷地を検討する土地に加える」ことで、候補となる土地の選択肢は一気に増えます。

需要が低いことから土地の値段が比較的安価である点もおすすめできる要素です。
三角形の頂点となる箇所は適度な”余白”になり土地に余裕が生まれますので、想像よりも住み心地もよい可能性があります。

(7)古家付きの土地も候補に入れる

古家付きの土地も候補に入れる

「古家付きの土地、つまり中古住宅」も含めて土地を探す手もあります。
条件のよい土地には、すでに住宅が建築されているもの。古家のある土地を取得して更地にすれば、好条件の土地を手に入れられるかもしれません。

更地よりも高い価格で売り出されていることが多いですが、売り主が急いで売却したい場合などは取り壊し費用を値引きしてもらえるケースもあります。
土地が見つからず行き詰まりを感じるなら、変形敷地や古家付き土地なども含めて少しでも多くの土地を見るようにしましょう。

(8)土地の取得にかけられる費用を増やす

「土地の取得にかける予算を増やす」ことも、土地探しの行き詰まりに効果的です。

他の条件が合致しても、予算が不足していては土地を購入することはできません。
特に人気が高いエリアでは、相場よりも安価な値段で土地を購入できることはないでしょう。

共働きになる、副業を始める、両親からの援助をお願いする。
様々な手段を活用して家づくりにかけられる予算を増額し、購入できる土地の選択肢を増やしましょう。

(9)土地探しに市役所の払い下げ物件・競売物件も含めてみる

土地探しに市役所の払い下げ物件・競売物件も含めてみる

選択肢を増やす目的では「市役所が払い下げした土地や競売にかけられた物件」も含める手もあります。

都道府県や市区町村では、不要となった土地を売却するケースが見られます。
ホームページ上で告知している場合もあれば、広報紙で募集している場合もありますので、確認してみましょう。

(10)工務店・ハウスメーカーに土地探しを依頼する

もしも個人で土地探しをしている場合は、施工を依頼することを前提に「工務店・ハウスメーカーに土地探しを依頼する」ことをおすすめします。

工務店やハウスメーカー側の視点に立つと、施主が家を建てることを決意してくれても、土地がなければプランを描けず、契約もできません。
このため、手間を割いてでも土地探しを手伝ってくれるでしょう。

また、工務店・ハウスメーカーは独自に不動産業者とつながっている場合や、自社で不動産の売買を取り扱っている場合もあります。
建築のプロにも、土地探しを手伝ってもらいましょう。

(11)工務店・ハウスメーカーの見学会に参加する

工務店・ハウスメーカーの見学会に参加する

施工を依頼する会社の検討や土地探しの息抜き、土地の広さ間隔の確認など「見学会に参加すること」は、家づくりは続けたい一方で土地探しに疲れた人にとって、非常におすすめの行動です。

工務店・ハウスメーカー側としても、潜在顧客が増えるメリットはありますので、「息抜きに見学会ってどうなの…?」と思わず、気軽に参加することをおすすめします。

(12)積極的に行動する不動産屋に依頼する

「行動力のある不動産屋を探す」こともおすすめです。

土地探しをするとき、不動産屋に声をかける場合もあるでしょう。このとき複数社に声をかけましょう。
不動産屋によって、法人を中心に動く会社、既存の顧客への対応で新しい顧客まで手が回らない会社など、様々な会社があります。
あなたに合う会社もあれば合わない会社もあるため、波長が合って積極的に動いてくれる会社を探しましょう。

なお、不動産屋に積極的に動いてもらうためには、どんな土地を購入したいのかを明確にする必要があります。
不動産屋を訪問したとき記入するシートには、具体的な条件を記入することをおすすめします。

『土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる』知っておきたい注意点

『土地探しに疲れた・行き詰まりを感じる』知っておきたい注意点

土地探しに疲れたと、「やってはいけないこと」もありますので、記事の終わりにお伝えします。

投げやりになって土地を決めるのはNG

1つ目は「もう疲れたから、ここでいいや」と投げやりになって土地を決めることです。

土地探しに疲れると、好みの物件が出てこないあまりに、衝動的に土地を決めたくなる瞬間が訪れます。
衝動的に土地を確定すると、「どうしてここに決めたのか」と長く後悔することになりかねません。

土地探しに「ここがいい!」というひらめきは必要ですが、あくまで求めている諸条件に合致していることを前提に、冷静に決めましょう。

絶対に譲れない条件は妥協しない

2つ目は、譲れない条件がある場合は妥協しないことです。

土地を探す際には、以下のように様々な条件が検討項目に含まれます。

  • 駅から徒歩10分
  • 自然の多いエリアがいい
  • 土地面積は40坪以上 … 等

全ての条件を満たす土地に出会えることは稀であるため、実際はいくつかの条件は妥協して土地を決める場合がほとんどです。

ここで大切なことは、妥協してもよい条件と絶対に譲れない条件を決めておくことです。
譲れない条件を妥協すると、住み始めてから後悔を抱えることになるため、気をつけましょう。

まとめ│土地が見つからないイライラは原因と対策を考えよう

「土地探しに疲れた」「行き詰まりを感じる」

土地探し続けていると、必ずこうした行き詰まりを感じる瞬間は訪れます。

このとき、土地探しや家づくりを辞めたり、逆に投げやりになって新居を確定させてしまうと、長く後悔を抱えることになりかねません。
一度冷静になるために、今回紹介した12の方法を実践してみましょう。

もしも個別に家づくりの相談をしてみたいという方は、Xのダイレクトメールや本ブログの問い合わせより、お気軽にご連絡ください。

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この記事を書いた人

ぎんちゃん(Webライター・ブロガー)
ライター歴4年

住宅・不動産・金融・IT系の記事が得意です。

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